Flutter Web の採用基準

Flutter は iOS, Android, Web アプリの同時開発が可能で、個別に開発するより効率が大幅に上昇します。しかし、とくに Web では Flutter を採用しにくい状況もあります。以下の条件が当てはまるなら、Web では Flutter 以外を採用するのが良いかもしれません。

● SEO が必要な場合

シングルページアプリケーション全般に言えることですが、検索エンジンのボットに対してページの内容を出力するのが難しいため SEO には向きません。

● タブキーを用いて IME の決定が必要な場合

2021年11月現在、IME の決定をタブキーで行えません。

● ページの印刷が必要な場合

ブラウザの印刷機能を使うと、スクリーンショットのように見えている部分だけしか印刷できません。印刷が必要なページがある場合、別途 PDF を出力する機能を開発する必要があります。

Flutter が用いている言語の Dart は Null Safety もあり、とても使いやすい言語です。上記の条件に当てはまらない場合、Flutter を使うメリットがデメリットを上回るでしょう。

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